--------- APRIL.25.2020 / Blog ----------
360°の世界へ
皆さん、如何お過ごしでしょうか。
コロナの影響で、不便な生活を余儀なくされていますが、
ポジティブに考えて、今この状況を楽しめるくらいに、過ごしたいですね。
さて、続きを。
どこまで話しましたでしょうか。 あ、そうでした、ある年の夏の終わりに戻りましょう。
ある年。夏の終わりの、ある日。
仕事を終え、ビルで埋め尽くされた街の中で、少しだけ垣間見える空を見上げたあの瞬間。
決断をしました。
海外に行こう。自然が沢山ある場所。そうだ、オーストラリアがいい。
その約2ヶ月後、私はオーストラリア ゴールドコースト空港に降り立っていました。
ワーキングホリデーの始まりです。
ゴールドコーストは、太陽の光に満ち溢れ、山と海に囲まれ、島が点々とあり、ふるさと 愛媛を感じる場所です。
町での生活はほどほどにして、私はファーム生活を選び、町から車を5時間程走らせた所にある古い町へ移りました。
キャラバンでの生活。ねずみの家族との共存と闘い。
鳥の子の、ちょっと下手な歌の練習を聞きながら、早朝4時に起床。
熱いコーヒーとベジマイトを塗ったトーストをかじりながら、出発。
ファームで泥だらけ虫だらけになって働き、仲間と果てしなく続くファームで大の字で寝ころび、果てしなく続く大空を見上げ、たわいのない事で笑い合い、
採れたての野菜を見て、その瑞々しさに感動し
大雨の中も、土と雨の匂いでべっとりしながら働き、
霜でやられた野菜達を見て、悲しくなり、
あ、これだ。うん、この感じ。
私は、自然に包まれて、自然と共存しながら生きていたいんだ。と気づきました。
地球と一緒に生きてる。一体化してる。
私と同じ考えを持った仲間は、出身国関係なく、沢山いました。
オーストラリアという国がそういう人たちを集めている気がしました。
沢山の事を英語で語り合いました。
と、かっこよく言いたいところですが、
基本は片言の英語にノリとお酒がちょっぴり助けてくれて、
語りあう事が出来、価値観を共有する事が出来たというのが正直なところ。
でも、あの気持ちを、私たちが ”地球の子供” という感覚を、自然を愛している事をシェアする事に
言葉なんて必要ありませんでした。
みんな兄弟姉妹。私たちは、肌の色が違うだけの大家族。
ファームで何か月も過ごした後、出かけ先で、そこにあるエネルギーがとても独特で、
とても魅力的な場所に出会いました。
そこは、Byron Bay (バイロンベイ) と Nimbin (ニンビン)。
今となっては、知名度が上がり、観光地としても人気で私が知っていたバイロンベイとは変わってしまったと感じますが、
それでも内陸に入ると、変わらず、エネルギーに満ち溢れた場所に出会えます。
ここは、自給自足をする人が多く、ローカルのコミュニティーの結束がとても強いと感じます。
ここに限らず、ゴールドコーストは自然との共存をテーマに生きている人が多いです。
バイロンベイでの生活が、オーストラリアに永住したいと思うようになったきっかけでもありました。
今は、ゴールドコーストに身を置き、クマのようなイヌと、ネコと一緒に、ローカルに密着したスタイルで暮らしています。
自然の中で、自然と共に、自然を愛し、生きると決めた。 それが私です。
各地域については、またの機会にお話したいなと思います。
自然に身を任せ、人生を戦うのではなく、流れに乗って、楽しむ。ゆっくりと進めばいい。
自分の心に耳を傾け、自分の幸せと必要な事を考え、自分が本当に望んでいる事と向き合う事で、
点が線になっていき、繋がっていく事を感じました。
それを他の人と共有し線を繋ぎ合わせる事も出来ます。
日本にいる時から、物事を視野広く見るようにしていましたが、
自然の中にどっぷりと浸かる事で、視野が360度になるのを感じました。
自分を見つけられた。というか、やっと本当の自分と向き合えた。
その時、私に何が起こっていたのか。
自分を取り戻した方法
☛ 有機栽培で、太陽の光をたっぷり受けた栄養たっぷりの食材を選び食べる
☛ 自分の時間を楽しむ、深呼吸をする
☛ 1日の中で、携帯電話を触る事が全くなかった
詳しくは、また後ほど。