--------- JUNE.6.2020 / Blog ----------
虚像の自分
2020年 上半期締めくくりの月。
怒涛な半年の締めくくり、6月。
世の中は今、様々な場所で、様々な”訴えかける” 声が上がっていますね。
自然、地球、動物達が深い悲しみを訴える声
感染病等で、生活が追いやられ、誰にも届かない、行き場のない苦しみの声。
人間として闘う必要も訴える必要もないはずの人種差別に対する、嘆きの声。
自分達のアイデンティティの為に、世界へその思いを轟かせたいと願う力強い声
人種差別の歴史に終止符が一行に打たれない事への、悔しさの声。
怒り。憎しみ。不安。恐怖が満ち溢れています。
私も、ちょっとした事、流せば簡単な事に執着し、心がざわついたり。イライラしたり。
深呼吸、深呼吸。
ふーーーぅ。よし！
頭も、気持ちも、切り替えをしよう。
凛とした清々しい風が、こころを吹き抜けるように。
そんな世の中を、静かに見ているお月様
本日朝方は、満月でした。
昨晩、ルイとジャクソンと一緒に、月光浴をしました。
お月様は静かに、地球の行く末を、時代の流れを、眺めています。
ルイの散歩の時、空を見上げると、そこにいるお月様。
お月様とお話をします。
悲しそうに感じる時もあれば、嬉しそうに感じる時もあって、
励ましてくれているような、活をいれてもらっているような時もあります。
きっと、私の心が、そうあるからかも。
お月様との対話は、自分との対話のようでもあります。
どんな対話になっても、いつも最後に深呼吸をします。
新鮮な風を感じて、月にエネルギーをもらって、空気と一体化します。
そして、その時思う事は、
私は、幸せ。
ということ。
どんな境遇でも、状況でも、幸せはどんな形でも創り出せ、見出せるということ。
こうして、生きている事への感謝を感じます。
それは、自分の心の在り方を救います。
揺るがない芯のある心へと、安定を取り戻します。
未来を幸せなものにしたい、夢を叶えたい等、先の事ばかりに目がいきがち。
まず ”今” ある、ほんの些細な幸せを感じ、感謝する事が、更なる幸せや喜びを運んでくるように思います。
今年に入って、これからの未来を考えた時、
どうしようもない不安に押し潰されそうになる方が多いと見受けられます。
先が見えない不安。
この不安をどこにぶつければいい。
自分には、何もない、
この時代を生き抜ける武器もない。
会社は自分を守れない。
国は自分を守ってくれない。
誰が守ってくれるの。
こわい。
何か始めた方がいいのかも、でも何を？
自分がしたい事が何か分からない。
まず、自分ってだれ？
出口の無い迷路を彷徨っているようだ。
もう考えたくない。
なるように、なれ。
周りと同じようにしておけば、大丈夫だろう。
仮面をつけて、本当の自分は隠しておこう。
出来る限り、レールから外れないように。
自分だけでは、どうすればいいか分からないし。
仕方がないですよね、日本社会は、生きにくい。
だから
仮面をかぶる
そうせざる負えないと思わせられる、日本の社会の在り方。
その社会を一個人が変える事は、難しい。
自分一人を変える事だって難しいのに、社会を変えるだなんて、更に難しいですよね。
日本社会で生きる上で、多くの人が
社会の矛盾、不平等、悪を見て見ぬふりをして、
ちゃんと気づいているけれど、見ないようにしているように思います。
仮面の奥の、真の自分がある事を忘れ、
この歪んだ社会で、どう自分をより良く、好かれるように見せるかに力を注ぐ事に決めた方が多いようです。
虚像の自分 を生きる
ソーシャルメディアでの、Like の数が全て。
加工した写真が、自分。
外では、良い人になりたくて、背伸びをして、自分を最大に飾り、
仮面を被って、自分を違う誰かに仕立て上げ。
他人と自分を比較しては、
自分が上だと感じれば優越感に浸ったり、自分が下だと感じれば嫉妬にかられる。
家に帰り、仮面を外すと、くたくたの自分を見る。
何やってるんだろ。
でも、どんなに虚像の自分でも、そこに居場所があるのなら、
ひとりにならなくていいのなら、それでいい。
ひとりになりたくない。
これが、日常になってしまっています。
虚像の自分を創り、それをずっと保つ事は、疲れるはずです。
嘘を嘘で塗りつぶし、また嘘で重ね塗り。
虚像の自分の巨大化。
これって、とても怖いこと。
その人が、その人でなくなる。
日本人が、日本人ではなくなる。
オリジナルが失われる
解き放ちましょう。
我に、還りましょう。
自分の仮面をとり、自分に取ってつけたありったけの偽りを全て取り去り、
100%ピュアの自分になる。
そして、質の良い、自分の最大限の魅力を引き出すものを身に纏い、それを武器にする。
そのひとつが、
”ひとり力”
真から強くなれるちから。
ちょっとお話が長くなってしまったので、次回お話ししたいと思います。
次のお話に移る前に、
まず、ご自身が、仮面をかぶっているか、自分の心に聞いて確かめてみましょう。
虚像の自分に、乗っ取られる前に！
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