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--------- APRIL.26.2020 / Book ----------

天国からはじまる物語

人生はひとつのすばらしい物語なんだ、と。

いまの自分のように、あともどりのはちゃめちゃな人生でさえも。

これまでのような前進の人生に執着しても意味はない。

 

死んだ人が過ごす場所、”ドコカ”

”ドコカ”では人生は逆に進み、新たな出会いが待っている。

ジョン・レノンは庭師になった。ピカソは絵を描きつづけ、マリリン・モン

ローは精神科の医者になった。そしてみんな赤ん坊に戻っていく。

 この物語は、「プロローグ」が「最期」で、「エピローグ」が「はじまり」

で綴られている。

何が初めで、終わりか、どこが終わりで、始まりなのか。

それって、大切な事なのかな。

何かの終わりは、いつも寂しいけど、何かの始まりの予感がする。

何かが始まる時、わくわくするし、ドキドキするけど、

今までの事を思うと、自分がおいてきたモノ、忘れたくないモノ、誰かに忘れてほしくないモノの事を考えて、前に進めないときがある。

でも、想いも、悲しみも、愛も、許せない事も、全てカタチが違ったとしても、いつもそこにある。

変わらずそこにある。忘れなくてもいい。

いつでもそれを感じることは出来る。なくなりはしない。


「前に進む人生も、後ろに進む人生も、その”質”について言えばなんの違いもない。」

「人生は時間ではかるものじゃないわ。大切なのは長さじゃない、大切なのは”質”よ。」


どう生きるか。

心の在り方は、自分で選ぶことが出来る。

それだけで、自分の見える世界は一瞬で変わる。

いろんな人生がある。

みんな、それぞれの”瞬間”を生きている。

その一瞬をどう生きるか。


自然災害や、大規模なウィルス感染のように、何が突然起こるか分からない。

でも、どんな時も、毎日にちょっとの幸せを感じていたい。

そういう一瞬一瞬を大切にしたい。


Quick Summary

もうすぐ16歳になるリズは、車のひき逃げ事故にあってしまう。

気がついたときには、大きな船に乗っていて、見知らぬ港に入ろうとしていた。到着地は、地上での人生を終えた人が暮らす地「Elsewhere ドコカ」。

そこは、人が時間をさかのぼる世界。つまり、1年ごとに1歳ずつ若返っていくのだ。大人になることができないリズは、自分の若すぎる死を受け入れられず、新生活にもなじめない。

しかし周囲の温かい目に見守られ、そして、双眼鏡をとおして見る地上の様子に深く考えさせられながら、徐々に心をひらいていく。

やがてひとりの青年に恋心をいだいていく…。

(「BOOK」データベースより)

ABOUT THE AUTHOR

ガブリエル ゼヴィン Gabrielle Zevin

1977年ニューヨーク生まれ。ハーバード大学を卒業したのち、映画の脚本の仕事に携わる

2002年にカノーザ監督が製作した学生映画『ALMA MARTER』では、脚本に加えてプロデュース、プロダクション・デザイン、コスチュームも担当。長編第二作目『カンバセーションズ』、第三作目となる新作『誰かが私にキスをした』でも、脚本を執筆している。

また、小説家としての顔を持ち、2005年6月にMiramax Books社から刊行された小説デビュー作「Margarettown」で全米書評家から注目され、Barnes&Nobleの優秀な新進作家の一人に選ばれた。2005年9月に出版された小説「天国からはじまる物語」(理論社刊)は、既に世界15ヵ国で翻訳。

(Wikiより)

I hope that you enjoy this treat of a book and that it brings you a little sunshine! 

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